トラックのメンテナンス-タイヤの空気圧

タイヤの空気圧を適正に保つことはついつい疎かになりがちですが、定期的に行うことで様々なメリットがあります。
パンクのチェックを兼ねていることはもちろん、燃費が向上したりタイヤの寿命が延び、経費の削減といったことにもつながるので定期的にメンテナンスするようにしましょう。
タイヤ空気圧のメンテナンス方法
運送会社でトラックを使用している場合は自社にトラック用の空気圧補充エアーゲージ、コンプレッサーを設置していることがあるので、それを使って空気圧点検します。会社にない場合は整備工場などで借りるのも手です。
トラックのタイヤのバルブキャップを緩めて外し、エアータンクまたはエアーコンプレッサーにて空気圧を調整していきましょう。適正値は運転席開口部に記載されているのでチェックしておきましょう。
このとき、規定値より極端に低かったり、他のタイヤと比べて1本だけ空気圧が低かったりした場合は、タイヤがパンクしている可能性があるので、最寄りの整備工場へ持ち込みましょう
車両重量ごとのタイヤ空気圧の適正値
- 2tトラック…5.0~6.0kgf/㎠(500kPa〜600kPa)
- 4tトラック…7.0~8.0kgf/㎠(700kPa〜800kPa)
- 大型(10t)トラック…8.5~10.0kgf/㎠(850kPa〜1000kPa)
上記は参考値です。車種やメーカー、使用状況によって異なります。

タイヤの空気圧を点検しないまま走り続けていたらどうなるか?
タイヤの空気圧を点検せず走り続けていたらどうなるのか?。
空気圧が低いまま走ると地面とタイヤの接する面積が増え、偏摩耗が起こります。また、転がり抵抗も増えるため、燃費も悪くなりがちです。その状態で高速走行を続けていると、「バースト」が起こり最悪事故につながる恐れがあります。
逆に空気圧が高すぎても偏摩耗が起こったりするので、適正値に保つことが重要なのです。
まとめ
今回はトラックのタイヤの空気圧について解説しました。
たかがタイヤの空気、と軽く考えがちな空気圧ですが、適正値に保てていないとデメリットしかないので、1か月に1回を目安にチェックすることでトラックのタイヤのコンディションを良い状態で保つことができます。気が付いた時でいいので確認することが大切です。