トラックのメンテナンス-エンジンオイル

自分でできるトラックのメンテナンスに「エンジンオイル交換」があります。
普通車の場合は走行距離5,000km毎に行いますが、トラックは20,000km毎または1年毎のどちらかのタイミングで交換することが多いです。
今回はトラックのエンジンオイルの交換方法について解説していきます。
目次
トラックのエンジンオイル交換のタイミング目安
- 小型トラック(2tトラック)…走行距離10,000~20,000km毎
- 中型トラック(4tトラック)…走行距離15,000~30,000km毎
- 大型トラック(10tトラック)…走行距離20,000~40,000km毎
- 上記距離または1年毎、のどちらか早い方
上記交換時期はあくまで目安です。車種やオイルの種類、環境や運転状況などに左右されます。
トラックのオイル交換の手順
自分でトラックのオイル交換を行う際に必要なものをご紹介します。
- 新品のドレンプラグ&パッキン
- オイルジョッキまたは代用品
- オイルトレーまたは代用品
- 新品のオイル(メーカー指定、または同等品)
- 油圧ジャッキ(トラックの重量に見合ったもの)
- メガネレンチ
- ウエス
以下オイル交換の流れになります。
1.キャビンを上げ、エンジン部を開ける
まずはエンジン部を開け、オイルキャップを開けておきます。
こうすることで空気が入り、オイルが抜けやすくなります。
2.ジャッキでトラック車体を持ち上げる
気を付けながらジャッキで車体を上げましょう。トラックと地面の間にかませるウマなどがあればしようしてもいいかもしれません。
このネジを全て外せば、ブレーキランプのレンズも一緒に外れます。
トラックのテールレンズはプラスドライバーで対応できることが多いです。
3.ドレンボルトを緩めて外す
ドレンボルトを緩めて外します。
外した瞬間勢いよくオイルが流れ落ちてくるので、大きめのオイルトレーでこぼさないように気を付けて受けましょう。
4.新しいドレンボルトを締める
古いドレンボルトは廃棄し、新しくパッキンを付けたドレンボルトを締めていきます。
締めすぎには注意し、適度に締めましょう。
5.新しいエンジンオイルを入れる
オイルキャップを開けた注入口から新しいオイルを入れましょう。
新しいエンジンオイルを入れる前に、既定の量を確認してからいれましょう。オイルゲージでこまめに量を確認しながら入れましょう。
6.最終確認
オイルキャップを閉め、エンジンを1分ほど回し、再度オイルゲージでオイル量を確認します。適量であれば完了です。

エンジンオイルを交換しないまま走り続けていたらどうなるか?
エンジンオイルはエンジン内部の様々なパーツに対し、潤滑や冷却など、さまざまな役割を持っています。
エンジンオイル交換を怠っていると、エンジンオイルの減少・劣化によりエンジンが傷むだけでなく、不調を引き起こしたり、最終的にはエンジンが焼き付いてしまい、載せ換えなければならなくなる恐れもあるので定期的に交換するようにしましょう。
まとめ
今回はトラックのエンジンオイルについて解説しました。
エンジン内部のことなので、交換など疎かになりがちですが、定期的にチェックすることでトラックのコンディションを良い状態で保つことができます。気が付いた時でいいので確認することが大切です。