トラックのシフトチェンジをうまくするコツを解説!メリットも!?

トラックのシフトチェンジは、トラックの運転に慣れていない人にとっては難しく感じるかもしれません。
しかし、スムーズなシフトチェンジができるようになるとトラックの燃費がよくなるだけでなく、運転そのものの効率をよくすることにも繋がるため、上達するに越したことはないでしょう。
トラックのシフトチェンジをうまく行うにはいくつかのコツがあります。今回は、トラックのシフトチェンジに慣れていない方のために、シフトチェンジを行うときに押さえておくべきポイントをご紹介します。
そもそもシフトチェンジって?
そもそも「シフトチェンジ」という言葉自体に馴染みのない方もいるでしょう。
シフトチェンジとは、トラックのギアを切り替える動作のこと。トラックは、発進じは1速ギアでスタートし、速度・エンジン回転数が上がるにつれて2速、3速...とギアを切り替えていきます。なぜ走行中にギアを変更しなければならないのか?自転車を漕ぐときをイメージしていただければわかりやすいと思います。
重いギアは速度が出る一方で、発進時に重いギアのままだと相当なエネルギーが必要ですよね。
逆に、軽いギアはスムーズに漕ぎ出すことができますが、ある程度スピードが乗ってからはいくら漕いでもスピードが上がることはありません。
このように、自転車にもトラックにも発進・低速時・高速時のそれぞれのスピードに適したギアがあるのです。
シフトアップはゆっくりと
トラックは乗用車と比べてパワーがあり、普通の乗用車と比べてエンジンの回転数が下がりにくいため、シフトアップはゆっくりと丁寧に行うことが大切です。
乗用車と同じ感覚で素早くシフトアップを行うと、クラッチをつなぐ際の衝撃(シフトショック)が大きくなり、車体がガタガタと揺れ、トラックに負担がかかります。
補助ブレーキを活用
トラックの場合、シフトダウンの際はエンジンブレーキを使わないのがコツです。上記で述べた通り、トラックでは普通の乗用車よりもエンジンの回転数が下がりにくいからです。
エンジンブレーキの代わりに、アクセルを離すと作動する「リターダー」を使用するか、「排気ブレーキ」を使用するようにしましょう。どちらのブレーキ機能もたいていのトラックにはついているので活用しするようにましょう。
燃費向上につながるシフトチェンジ方法

シフトチェンジを上手に行うと、燃費の向上に繋がります。具体的なポイントについて解説していきます。
回転数を合わせる
シフトチェンジの際にエンジンの回転数を合わせるようにすると、スムーズにギアが切り替わり、シフトショックを抑えることができます。
シフトショックが小さいということは、トラックにかかる負担が少ないということです。エネルギーののロスも少なくなるため、燃費向上に繋がります。
アクセルは緩める程度
シフトチェンジの際のアクセル操作には回転数を調節し、適度なパワーをキープするという役割があります。
アクセルペダルから完全に足を離すことはせず、緩める程度にしておくと、スムーズにシフトチェンジが行えます。
クラッチは半分クラではなく、しっかり切るようにしてください。
半クラでシフトチェンジを行うと、クラッチが壊れてしまうので、注意しましょう。
まとめ
今回はトラックのシフトチェンジをうまくするコツやメリットについて解説しました。
シフトチェンジをスムーズに行うことで燃費向上や部品の長持ちにつながり、コスト削減になります。トラックにやさしい運転をすることで、トラック売却時の査定にも少しは影響があるので心がけるといいかもしれません。